キオイルブレーキの基礎知識
近年のMTB界では今までにあまり無かったオイルを使用したディスクブレーキが普及してきました、
今までとは違った取り扱いが必要となります。
主に3つのトラブルがあるのでしっかり理解して未然に防ぎましょう。
@ ベーパーロック ブレーキング時に発生する熱によりオイルが沸騰した状態になり気泡が発生して
レバータッチがスポンジーになり制動力が極端に低下する。
A フェード 同じく発熱によりパッド表面が硬化(炭化)し摩擦係数が低下して制動力が極端に低下する。
B エア噛み 車体を逆さまにする事によってリザーブタンク内のエアがラインに混入する、 または@による混入。
対 策
@ ブレーキを常に引きずりながら走行する事を控える。DOT3オイルを使用の場合はDOT4に
交換することでオイルの沸点を上げる。
A パッド表面を#100程度のペーパーをかけて硬化した表面層を除去する。 または、新品のパッドに交換。
B 基本的に車体を逆さまにしない。リザーブタンクにエアを出来るだけ入らないようにする。
基本セッティング
レバーホルダーは転倒したときに回るようにあまり締め付けないようにする。→ ホルダー破損防止
キャリパー本体とローターはセンター且つ平行に!これを怠ると100%の性能を発揮できない。
特にリアはフレームの変形により変わりやすいので走行後のチェックはこまめに。
新品時は少量のオイルが表面に付着しているので、これを完全に除去する。
@ パッドをはずしブレーキクリーナーなどでローターとパッド表面を清掃する、
A 表面を#100程度のペーパーをかける。この時、パッドコーナー全周の面取りをすると
ブレーキ鳴きの防止になります。
B 再度ブレーキクリーナーなどで清掃する。手で直接触れないように注意しながら再セット。
パッドの裏側には専用の耐熱グリスを塗布する。カーショップなどで入手可能です。

ディスクブレーキのレバータッチフィールの向上
これはパッドをパッドピンで固定するタイプ


パッドピンの穴とピンの表面をシェービング加工&穴の面取り加工
細かい耐水ペーパーを丸めて(#600くらい)バリ取りと内面&ピン表面をキレイに処理すると
ピンとのフリクションが減ってスムーズな動きになります。
ピンで固定しないタイプでは側面など、キャリパー本体に接触する部分をペーパーがけをして
フリクションを減らします。 ピンタイプも両方おこなえば◎
注、削りすぎると強度低下などを招きますので注意してください。
タッチを軽くするには?
パッドを直接リターンスプリングで戻しているタイプ(マグラ・グスタフ、XT・DISKなど)

4箇所を均等に
@ パッドのリターンスプリングを少しラジオペンチなどで曲げてスプリング力を弱くします。
注、曲げすぎるとパッドの戻り不良が発生し過度のドラッグ(ブレーキの引きずり)となりますので注意が必要。
基本的には少しドラッグが有る方がレバーを握り込んでからの反応が速く、空走距離が短くなります。
また、異物の噛み込みの低減や雨天時、ローター表面の水膜の形成の低減にも有効。
A マスターシリンダ内のリターンスプリングをバネレートの低いものに変更する。
これも過度のドラッグ&レバーの戻り不良(ブレーキの引きずり)となりますので注意が必要。
マグラ・グスタフの場合はオイルを純正のチューニングオイルに交換するだけで結構変わります。
レバーを近く、しかも効き始めを早くしたい。
パッドを直接リターンスプリングで戻しているタイプ(マグラ・グスタフ、XT・DISKなど)は
リターンスプリングを外した状態でエア抜きをし終了後リターンスプリングを戻す。
または、パッドを外しレバーを握ってピストンを少し出します(パッドを入れるときに硬いくらい)。
但し、ドラッグは増加します。 エア抜きの手順は各メーカーのマニュアルを参照。
この時リーチアジャスターは締めこんでおく(ストロークを稼ぐためレバーを遠くする)。エア抜き後調整
あまりオーバーにアジャスターを調整するとピンの抜けなどが発生する場合があるのでほどほどにしてください。
ホイルをセットしやすくする。
ホイルを外し、フレームに再度セットする時にローターが入りにくいとき。
両パッドの下側をやすりなどで1C程度面取りをする。